合板とは

合板の歴史

合板の製造技術の基になる薄く剥いた板を木材などの表面に接着する手法は、B.C.1500年代古代エジプトで行われていました。その手法はローマ時代、ルネッサンス時代に受け継がれ手工業的工法で家具やドアなどを作るのに利用されました。

1870年頃ヨーロッパで単板(薄く剥いた板)切削用にベニヤレースが使われるようになり、1880年頃には工業化されたとされています。その後合板は世界各地に広まり、近代的工業に成長しつづけました。 我が国では、上記のような手法が奈良時代にすでに行われており、以来箱根細工式のものとして受け継がれてきました。

合板の製造が機械化されたのは、明治40年代、浅野吉次郎氏が独創で発明したベニヤレースによるとされています。以来、合成樹脂接着剤の導入、機械類の開発、量産製造方式の確立が行われ、量、質ともに世界のトップレベルに立つに至りました。 現在では世界屈指の生産国であると同時に大きな消費国でもあります。

合板の製造

合板は木材を薄く剥いた板(単板=ベニヤ)を乾燥させ、それを数枚繊維方向が直交するように重ねて接着剤で貼り合わせた板です。 製造に使う材料は、大正中期にラワン材が輸入されるようになって以来、大径・無節・安価であることなどから原木として利用されてきました。しかし、現在は地球環境保護の立場から針葉樹や植林木などへの原木樹種の転換が進んでいます。

合板の積層と寸法

【積層】

合板の基本的な積層は下図の通りです。 厚さと単板積み重ね枚数(プライ数)はおおよそ次のようになります。

9.0mm以下 
3プライ(3枚合わせ)
9.0mm~15.0mm 5プライ(5枚合わせ)
18.0~21.0mm 7プライ(7枚合わせ)
24.0mm以上
9プライ(9枚合わせ)

【厚さ】

標準寸法として2.3mm、2.5mm、3mm、4mm、5.5mm、9mm、12mm、15mm、18mm、24mm、28mmなどですが、その他注文にも応じられます。

【長さ・幅】

標準寸法として、3×6(サブロク)=910×1820mm、3×8(サンパチ)=910×2430mm、3×9(サンキュウ)=910×2730mm、3×10(サントウ)=910×3030mm、4×8(シハチ)=1220×2430mm などがあります。
注文に応じてmm単位で任意な寸法が作れます。


(資料:日本合板工業組合連合会「合板のはなし」)

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