必要な時に必要な量の調達へ。日々変わる状況を見極めながら、関係各所との調整が腕の見せ所。

原木調達

N.A

日新林業 株式会社
原木部
2021年入社

現在の仕事内容を教えてください

商社や港運会社、
検量会社とやり取りし、
海外から合板の
原料となる原木を調達。

合板製品の原料となる原木は、スギやヒノキなど国内から仕入れる国産材と、ダグラスファー(米マツ)やヘムロック(米ツガ)など海外から仕入れる外材に分かれていて、私は主に外材の調達業務を担当しています。毎月行われる日新の本社工場、島根合板(浜田)、四国工場(徳島)の原木打ち合わせに参加し、各工場で必要な量をヒアリング。必要な時に必要な量をすぐに使えるように段取り、手配をするのが仕事です。
商社などの仕入れ先と、等級・数量、仕入れ時期の情報をやり取りし、各工場への入荷までを責任を持って手配していきます。船便は天候に大きく左右され、また日本各地に寄港するので、船がいつ入港するのか動静確認は欠かせません。さらに、原木は船から荷下ろしした後、1本ずつ検量することが定められていて、港運会社や検量会社とのやり取りも重要です。まだまだどのように進めてよいのか分からないことが多く、日々変わる状況に翻弄されながら業務を行っていますが、事務所だけでなく、各工場や港などいろいろな場所に出向いて業務ができるところに、この仕事の魅力を感じています。

これからの目標を教えてください

新たにカナダのサプライヤーとの
直接取引がスタート。
海外出張で得た
知識や見聞を生かしていきたい。

外材調達では、商社以外との取引もあります。それがカナダのサプライヤーとの直接取引です。入社して2年目の夏に、ご挨拶を兼ねて初の海外出張を経験。国内にいると日新で扱う等級の原木しか見ることができませんが、現地では、他の企業向け、中国向けなどに仕分けされた原木を間近に見ることができ、使われる場所によって品質に差のあることが大変勉強になりました。それと同時に、日新の品質へのこだわりを現地に伝えていくことの大切さも実感。この経験を仕事に生かしていきたいと強く思っています。
現在は、上司の下でアシスタント的な業務を行っているので、原木の知識をもっともっと身につけていきたいです。そして各工場、商社、荷役会社の担当者それぞれの立場を考慮しながら、調整できるようになることが目標です。仕入れ側の私たちは原料を切らさないことに注力しがちですが、工場側では置き場所に限りがあるため、コミュニケーションを密に取って、「必要な時に必要な量」の調達に向けて取り組んでいきたいと思います。

仕事の紹介

原木調達 国内各地、また海外から原木を調達する仕事です。各工場の生産計画に沿った
  調達こそが使命です。