木を育て、合板を作り、人々の住まいへ。<br>そのすべてを── 日新グループ。

国内外から原木を調達

日新グループは、原木の調達から製造・販売に関わる一連の事業をグループ企業の連携で行っています。原木の調達は日新林業株式会社が担当し、多くを国内の市場などから仕入れる一方、必要に応じて世界各地から外材も輸入しています。また植林から山林管理、そして、間伐・全伐のリサイクルで管理する自社山林からの調達など、複数の手段を持っています。国内の調達においては、森林組合、原木市場、素材生産業者等の100以上の仕入れ先との信頼の蓄積から、確かな品質の原木を安定的・継続的に供給できる体制を実現しています。

社有林での伐採
港での荷揚げ

高品質な合板を開発・製造

合板の製造を行うのが日新グループの中核企業である株式会社日新と島根合板株式会社です。合板製造企業として半世紀以上の歴史を持ち、その製品品質、生産技術は非常に高く、他社の追随を許しません。日新は鳥取県境港市に本社工場を置き、島根県松江市など、山陰エリアに計4工場、さらに徳島県と三重県の工場を合わせて6工場を展開しています。また、島根合板は島根県西部の浜田市に2工場を持ち、計8工場で合板を製造しています。
質の高い合板や新しい機能・性能を付加した新製品開発にも積極的です。この部分を担うのが、NS木質科学研究所です。研究所ではすべての工場の生産データを基に製品の改良・改善・開発活動が行われています。
さて、現代の製造業として、環境への取り組みは大きな使命といえます。合板自体は資源としての全伐・間伐材を中心に使用されており環境にやさしい素材ですが、さらにその製造工程においても、端材を使用してCO2を排出しないボイラーによる工場エネルギーの実現や、日新バイオマス発電株式会社を設立し、再生可能エネルギーの利用も積極的に行っています。

NS木質科学研究所
品質管理/製品管理
製造工程(接着)
製造工程(裁断・検査)

販売エリアは西日本・九州
さらには関西・関東まで

日新グループの工場は、山陰エリアと四国エリア、中部エリアに展開しており、製品の販売エリアについては、西は九州全域、東は関西、中部、さらに関東一円まで広がっています。今後は、製造、物流ネットワークをさらに強化し、より広域のお客様に製品を供給できる体制を整備していく計画です。

出荷を待つ製品群
トラックで全国へ出荷