合板の概要 詳細情報をみる >>

薄い単板を貼り合わせた合板は
耐久性や強度など
数々の特長を持っています。

「合板」という言葉は知っていても、その仕組みを知っている方は少ないのではないでしょうか。合板とは「合わせた板」と書くとおり、複数の板を貼り合わせた構造になっています。単に貼り合わせるだけでなく、互い違いに木目方向を直交させることで薄い板厚でも強度が出るようになっています。貼り合わせる枚数は、表裏の木目の方向を同じにするために奇数枚で3・5・7・9枚、厚みでは9mm〜30mm以下のものが一般的です。 このように合板の一つの特長は強度ですが、その他にも軽い・断熱性がある・調湿作用がある・香りがよい、といった数多くの特長があります。これらの特長を生かせる分野として代表的なのが住宅建築です。木造建築はいつの時代も大きなニーズのある建築様式ですが、その構造材として合板は欠かすことのできないものです。

(5プライ合板)

合板は奇数枚の単板を貼り合わせて作る。木目を互い違いに直交させることで薄くても強い板とすることができるのが特長。

合板生産の流れ 詳細情報をみる >>

高品質な合板を製造するために
必要なのは
確かな製造技術と
ノウハウです。

正確で、強く、そして美しい合板を作る。それが合板メーカーとしての基本的な使命です。そして、もう一つ、とても大事なものがあります。それが「効率よく作る」という視点です。つまり、品質と効率を高次元で満たすものづくりといってよいかもしれません。
日新グループは、長い歴史の中で、現在の合板生産のスタイルを作り上げました。原木調達・合板製造(切削・乾燥)・合板製造(接着・仕上げ)・出荷の各プロセスに有形・無形のノウハウや技術が生きています。日本各地から、また世界から調達した原木をムダなく使い、効率的に製品を製造するノウハウと技術、生産体制を作り上げているというわけです。
機械設備だけでなく、製造に携わる人材にも長い時間の流れの中で技術は受け継がれてきました。日新グループの生産技術は、人と機械が一体になって生み出され、高い品質の製品になっています。

環境にやさしい合板 詳細情報をみる >>

あまり知られていませんが、
合板は地球環境に
とてもやさしい素材です。

合板で使う原木は持続的に再生可能な資源です。また、住宅などで使用しその後取り壊された合板はパーティクルボード(PB)などに再利用できるエコ素材でもあります。合板はあまり知られていませんが、地球環境にとてもやさしい素材なのです。
また、廃材や丸太の皮(パーク)、使用済のPBやMDFなどは、バイオマスエネルギーとして熱源や発電資源に使用されています。

工場から出る廃材などはバイオマス発電(自社施設)の燃料になります。
合板は製造時のCO2排出量が少ない環境にやさしい製品です。