スゴイぞ!合板
建築などの分野で活躍する「合板」は大きな魅力を持った素材です。
その魅力を解き明かし3つのポイントでまとめてみました。
薄い単板を貼り合わせた合板は
耐久性や強度など
数々の特長を持っています。
「合板」という言葉は知っていても、その仕組みを知っている方は少ないのではないでしょうか。合板とは「合わせた板」と書くとおり、複数の板を貼り合わせた構造になっています。単に貼り合わせるだけでなく、互い違いに木目方向を直交させることで薄い板厚でも強度が出るようになっています。貼り合わせる枚数は、表裏の木目の方向を同じにするために奇数枚で3・5・7・9枚、厚みでは9mm〜30mm以下のものが一般的です。 このように合板の一つの特長は強度ですが、その他にも軽い・断熱性がある・調湿作用がある・香りがよい、といった数多くの特長があります。これらの特長を生かせる分野として代表的なのが住宅建築です。木造建築はいつの時代も大きなニーズのある建築様式ですが、その構造材として合板は欠かすことのできないものです。

合板は奇数枚の単板を貼り合わせて作る。木目を互い違いに直交させることで薄くても強い板とすることができるのが特長。
高品質な合板を製造するために
必要なのは
確かな製造技術と
ノウハウです。
正確で、強く、そして美しい合板を作る。それが合板メーカーとしての基本的な使命です。そして、もう一つ、とても大事なものがあります。それが「効率よく作る」という視点です。つまり、品質と効率を高次元で満たすものづくりといってよいかもしれません。
日新グループは、長い歴史の中で、現在の合板生産のスタイルを作り上げました。原木調達・合板製造(切削・乾燥)・合板製造(接着・仕上げ)・出荷の各プロセスに有形・無形のノウハウや技術が生きています。日本各地から、また世界から調達した原木をムダなく使い、効率的に製品を製造するノウハウと技術、生産体制を作り上げているというわけです。
機械設備だけでなく、製造に携わる人材にも長い時間の流れの中で技術は受け継がれてきました。日新グループの生産技術は、人と機械が一体になって生み出され、高い品質の製品になっています。
