この人が現場にいれば大丈夫!機械知識や整備力をさらに身に付けて安心感を与えられるリーダーに。

製 造

I.S

株式会社日新 三重工場
生産部2課 副班長
2021年入社

仕事のやりがいは何ですか?

温度とスピードがマッチする
ポイントを見極める。
自分の決めた条件で結果が出た時の
達成感は格別!

生産2課が担う乾燥工程では、1 課で切削された単板をドライヤーと呼ばれる機械に通し、乾燥・選別・補修を行って次の接着工程に送るまでを担当しています。生の木である単板1枚を乾燥させるには、20〜30分ほどかかります。含水率・乾燥温度・機械を通すスピードは、製品寸法・樹種・厚みに応じた設定値が決められていますが、冬場は乾きにくいため手持ちの含水計でシビアにチェックし、設定を微調整する必要があります。ドライヤーの温度とスピードが最適にマッチするポイントを見極め、自分が決めた条件で乾燥時間が短縮され、生産数が向上したときには、大きな達成感があり、やりがいを感じます。
生産数の向上はもちろんですが、単板一枚一枚の品質管理を行い、品質面で妥協しないことも乾燥工程では欠かせません。単板は非常に薄いため、乾燥中に割れや収縮が起こりやすく、検品を丁寧に行うことが不可欠です。また、製品の厚みを均一にし、サイズをそろえるために、一手間かけて補修を加える作業も同時に進めています。

これからの目標を教えてください

日頃から異変に気づく目を養い、
整備技術を磨き、
リーダーとして頼りにされる
存在になりたい。

現在、副班長として10名のチームを任されています。現場では安全第一を徹底し、班員の体調や表情に変化がないかを常に気にかけています。午後2時にはいったん機械を停止し、ツールボックス前に全員を集め、作業上の危険カ所の注意や、不安なことがあれば質問に答えるなど、積極的に声をかけて作業しやすい環境づくりに取り組んでいます。こうした取り組みの効果は数字として現れ、生産性や品質の向上に手応えを感じる場面も増えてきました。
今後さらに生産性を高めていくには、機械がストップした際に、どれだけスピーディーに故障カ所を特定し修理できるかが問われます。定期的な整備も毎週実施していますが、日頃から機械を観察し、異変に気づく目を養っておく必要性も強く感じています。そのためにも、機械に関する知識と整備技術をこれまで以上に向上させていきたいですね。チームのメンバーから頼られ、「この人がいれば大丈夫!」と安心してもらえる存在になることを目指し、今後も努力を続けていきます。

仕事の紹介

製造 製造工程を担当するものづくりのスペシャリスト。経験を重ねる中で高い専門性を発揮できます。